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拝啓御両親 娘は今日も元気です
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2006.02.05 Sun
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銃・病原菌・鉄?1万3000年にわたる人類史の謎
ジャレド ダイアモンド (著), Jared Diamond (原著), 倉骨 彰 (翻訳)

お正月に読んだ同じ著者の本「文明崩壊」が
面白かったので、この本も読んでみました。

「文明崩壊」が
「歴史上の文明が滅びた原因を調べたら、農業にや樹木伐採による環境破壊だった」
「環境破壊の程度は、地理的環境や、環境保護対策によっている」
という内容であるのに対し、
「銃・病原菌・鉄」は
「こんにちの地域格差は、地理的環境の違いが原因である」という内容。

つまり、南米やアフリカがヨーロッパに征服されたのは
そこに住む人の知能が劣っていたのではなく、
地理的環境によって集権的社会の形成が遅れ、
それによって技術の発達も遅れたため、ということが書かれている。

「なぜアフリカがヨーロッパに征服され、逆はおこらなかったのか?」
という、とっても大きくでもシンプルで興味深い問題を
正面からきちんと取り上げている、希少な本。

こんな大きな問題を考えるには、いろんな分野に精通していなくてはならないが
筆者は言語学から、遺伝子学まで様々な分野の最先端研究結果を用いながら
説得力を持って、でもシンプルでわかりやすい論を展開していく。

考えられる反論にも、本の中で丁寧に反論しているんだけど
論は本を通じて一貫していて、わかりやすい。
う~ん、すごい。
よくここまでまとめあげたものだ。
練りに練られたディベートのファイナリストのブリーフみたいです。

そして、結論としても人種によって知能が違う、というイデオロギー的なものではなく
地理的な違いによるもの(つまり、たまたまそこに住んでいたかどうか)
となっているのもすごい。
内容、論理性ともにすばらしい本でした。

おまけ:
地理的な違いによって発達した/しなかった技術の一つとして
本中では「文字」が挙げられています。
そこで日本文字について
「仮名文字の方が使いやすいだろうに、漢字にはステータスがあるので
 未だに漢字も使われている」
という内容の記述が。

そうか、アルファベットを使っている人たちから見ると、
漢字はそう見えちゃうのねえ。
仮名文字だけなんてつまらないと思うんですが。。。
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